red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

紅白▽

金時人参の赤、
聖護院大根の白、


この紅白の組み合わせの冬野菜が届いた。
時折、送ってもらう農家からの旬の宅急便だ。


地産地消で買いたいと思っているから
実家の近所に、いい農家があるのは嬉しいことだ。


12月に入ると、この紅白の組み合わせで何ヶ所かにも送る。
関西以外に送ると大きな聖護院大根に驚かれるので
その反応が面白くて送っている。
(もちろん美味しいものを届けたい気持ちが主ではあるが)


農家からの便りによると

本来、昔から栽培されている京野菜
地元農家が種を採ってきたので品種改良(改悪?)のないものが多く
野菜が元々持っている美味しさ、栄養価がそのまま引き継がれている。


ところが最近の京野菜ブームで
ほとんどの京野菜も大手種苗会社が品種改良を加えて
海外での採種に変わりつつあるのだそうだ。


今、日本で流通している一般の野菜のほとんどは
流通しやすいように、日持ちなどが品種改良されていて
味も栄養価もどんどん下がってきたのだとか。


京野菜に代表される伝統野菜は
そういう野菜と一線を画しているはずなのに
ブームになってくると大手の会社が品種改良に走って
多くの野菜と同様にしてしまう…と聞いて
せっかくの価値を下げてしまうとは!
なんともったいないことだろう!と思う。


そんな中で、代々農家が採種してきた種を数年前より譲り受けて
栽培しているという、この農家から届く野菜には生命力がある。


野菜全般の現状を知ると作り手の顔の見える野菜で
本当の味を味わえるのはラッキーなことなのだと改めて思った。