祝(いわい)
京都府産の酒米「祝」は、搗精(とうせい)しやすく、低蛋白質で酒造適性が非常に高く吟醸酒向きの良質品種。
現在、「祝」は丹波・丹後で栽培され、淡麗な味と独特の芳香を特徴とする「祝」の酒は、伏見をはじめ丹後の蔵元で作られている。
あちこちからお酒を頂くのだが
年末にもらった内の二銘柄が、偶然にも「祝」を使ったお酒だった。
田舎の従兄弟で農業指導をしているN君からは「祝米」という吟醸酒。
彼が指導した田んぼで収穫した「祝」で作られていると言って、くれたのだった。
飲んだ夫が言うには、フルーティーな香りで飲みやすくスッキリとした味わいで女性向きではないかとのこと。
もう一つの銘柄は
夫の事務所に届いたもので「真名井の酒(まないのさけ)」
このお酒も酒米は「祝」だった。
丹後の宮津、天橋立に元伊勢で丹後一の宮、「籠(この)神社」がある。
その奥の院、真名井神社には神話にも出てくる名泉・天の真名井(あまのまない)という霊験あらたかな泉が湧いている。
真名井神社の湧水は腐敗しない水と言われ、凄いパワーの有る水として名高い。
この真名井神社の湧水を使って作られたのが「真名井の酒」
飲んだ夫によると、とても飲みやすくワインのような味わいだとか。