ケーキ▽
我が家は全然クリスマスモードではない。
クリスマスのツリーやリースなどもない。
家族でクリスマスのカードもプレゼントも
ディナーも…何もないけれどケーキだけは食べる。
今日、出かけたデパートでケーキを買う行列に並んだ。
日頃は、行列に並んでまでは何も欲しくない、いらない、と思ってしまうから
ほとんど並ぶことはない。
ところが今日は、なんとなく行列の先に見えるケーキが美味しそうで
買わずに帰ることなど出来なかったのだ。
並びながらお隣のブースのお店を見る。
24日の今日、なんと、お客さんが誰もいないではないか、
あちこちのブースでは「最後尾はこちら」と、行列が出来ているというのに…
そこのショーケースの中のケーキ、チラッと見ただけだが
なにか問題がありそうにも見えなかった。
この人気の差は何だろう。
見た目は同じようなケーキに見えても
人は潜在意識では、より美味しいほうが判るのだろうか。
デパ地下のケーキ屋さん、多くの選択肢がある中、
なんとなく、このお店のケーキが欲しいと思うのは本能のようなもので
言葉では説明できない感覚なのだろうと思う。
私は行列の先にあるケーキが光って見えたから並んだ。
光っていて美味しそうに見えたから並んだ。
家の近くのケーキ屋さんで買うことも出来るが、並んだ。
たまたま
その前を通ったから
たまたま
そのケーキが美味しそうだったから
こんなふうな選択の
そのひとつひとつが私の日々を構成するのだ、と改めて思う。
そして、件のケーキは美味しかった♪