エスカレーター

地下鉄や私鉄、JRなどに乗る時に荷物が多いとエスカレーターを利用する。
今日も私鉄で出かけた際、エスカレーターに乗った。

京都では左側に立って、右側を急ぐ歩行者のために空けるのが普通だが、
大阪から来たと思われる人は、その逆で右側に立って左側を空けている。

エスカレーターに先に乗った人が大阪の人だと
京都とは反対に立っているのだが
大概の京都の人は、その人に従って右側に立つ。
急ぐ歩行者のために大阪ルールに従うのだ。
（もちろん、大阪の人だって、その土地のルールに従っていることも多いだろうけれど）

特に京都大阪間を走る私鉄の場合、
京都ではあっても大阪からの人が多いから
エスカレーターに乗る時には
その都度どっち側かなと確かめるのが、ほぼ習慣になっている。

ところが、時々、急ぐ人の通路をふさいで、「ここは大阪ではありません」と主張しているかのように流れを遮る立ち方をする人が居る。

今日も、そういう人に出会った。
今までの観察だと年配の女性に多いようだ。
単に周りを気にしていないマイペースな人なのかもしれない。

エスカレーターに乗っている時間などたいしたこともないと思うが

中には苛立った様子で、後ろで立ち留まっている人が居る…

流れを遮る人と、
それに苛立つ人と。

エスカレーターに乗っている短い間にも
世界の縮図のような場面が見える…