おせち料理
毎年、義母が準備してくれるから
伝統的なおせち料理を私は作ったことがない。
今日は夫の家に行っておせちをもらってくる。
以前は義父が届けてくれていた。
歩くのが趣味だった義父は、山を越えて持って来てくれたのだった。
今は歩くのも覚束ないのだが
義母が言うには
「歩き過ぎて骨が摩耗した」
「いくら歩けるからと言っても歩き過ぎは良くない」ということらしい。
歳を取っても強健でいることをアピールしていたら…ということなのだろうか。
伝統的なおせち料理は、そんなに美味しいものではないが
料理上手の義母の手にかかると美味しく感じるのは
何かのマジックにかけられているのか?!
義母が元気なうちに作り方を伝授しておいてもらったほうが良さそうだが
もしかしたら美味しさの秘密は、レシピ通りにすればいいというものではない伝えられない何か、なのかもしれない…