だだちゃ豆▽
毎年、8月には「だだちゃ豆」を食する。
日本一美味しい枝豆と言われるだけあって
豆は柔らかく、香りは芳ばしくて、
濃厚なコクのある甘みで…
本当にやめられない味わいなのだ。
江戸時代から庄内地方の農家が大切に守ってきた枝豆の在来種。
中でも鶴岡、白山地区のだだちゃ豆は土質が違うとかで
他の地域とは一味違うらしい。
(他の地域産と食べ比べていないから、同じ「だだちゃ豆」でも
どんな風に違うのか、もひとつ分からないのだが…)
毎年、8月に届く鶴岡・白山産の「だだちゃ豆」
収穫の時期が限られているから
まさに旬の味。
家人はビールと最強の組み合わせだと言っている。
何故「だだちゃ豆」と言うのかは諸説ある。
販売サイトに次のような説明があった。
*****
江戸時代、庄内藩の殿様が献上された枝豆に対して、「この枝豆は、どごのだだちゃの作った豆だや?」と尋ねたことから、それ以来この枝豆を「だだちゃ豆」と呼ぶようになったという説や、家長である「お父さん」に先ず最初に食べていただくのが正当であるということから呼ぶようになったという説など、諸説がある。
なお、「だだちゃ」は庄内地方の方言で「おやじ」「お父さん」を意味するが、地元では普段それほど多用される言葉ではなく、どちらかと言えば死語に近い(もちろん意味は通じる)。また本来、だだちゃという言葉は対象とする人を見下すような、軽くあしらうニュアンスも含まれているため、注意が必要である。
*****
根拠はないけれど庄内藩のお殿様が云々…の説のような気がする。
他にも美味しい枝豆はあるのだが
8月の半ばから末頃までの短い時期の「だだちゃ豆」のニュースが届くと
条件反射のように、つい注文してしまうのだ。
「食べること」の誘惑に弱い私である…