スイミング・プール
金沢21世紀美術館で
「スイミング・プール」は一番の人気かもしれない。
私が行ったのは30℃を超える猛暑の日、
まさにプール日和だった。
日射しが強く
コンクリートが熱を持って
カメラまで熱くなって
撮影には集中できず、少し撮って止めたが
このプールはこんな日こそ、よく似合う。
「スイミング・プール」は
アルゼンチンのレアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich)の作品。
******(美術館の作品解説より)
光庭のひとつに設置されたプール。ライムストーンのデッキが周囲を縁取り、ここから波立つプールを見下ろすと、あたかも深く水で満たされているかのように見えます。実際は、透明のガラスの上に深さ約10センチの水が張られているだけで、ガラスの下は水色の空間となっていて、鑑賞者はこの内部にも入ることができます。プールを見下ろして水の中に人を見つけたときの驚き、内部からの水上を見上げる眺めといった多様な経験が展開される本作品は、あたりまえの日常の感覚を揺さぶるとともに、一旦仕掛けに気づいた人に作品との積極的な関わりを促し、さらには、見る人同士の関わりをも生み出すことになるでしょう。
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だまし絵のような手法が楽しいプールだった。