ばったり出会う。
連絡を取らなければと思った人に
ばったり出会う。
Mさんから電話をもらったのは、ほぼ一ヶ月前。
彼女は私が使っているお味噌を気に入っていて
買うついでがあったら自分の分も注文して欲しいとのことだった。
その時ちょうど余分に持っていたので
それを持って行くということで話をしたが
すぐには時間が取れないことは断ってあった。
私の慌ただしい日々も少し落ち着いてきたので
そろそろ、そのお味噌をMさん宅に持って行く電話をしなければと思いながら
写真の作品展用の画像データを提出するために
日頃、歩かない通りを歩いていたら、自転車で通り過ぎようとした人が
急ブレーキをかけて止まった。
それがMさんだった。
ほんの数分前に考えていた人に、ばったり出会ったのだった。
彼女もまた、いつもは通りもしない道を確定申告のために通ったのだと言う。
会いたかった人に、ばったり出会うためには
いくつもの偶然が重なるのだけれど
それは何度経験しても見事な瞬間だ。
たぶん、私は偶然というよりテレパシーで交信しているのかもしれない。
望めば誰でもテレパシーを使えるようになってきているのではないか。
なんだか面白いことになってきた…