一年ぶり

一年ぶりに神戸の波止場写真教室へ行った。
今月から半年間、月１回の講座に出る。

つい最近まで、時々訪れていたような錯覚に陥るほど
波止場は優しい空気をまとっている。
とても一年ぶりとは思えないから不思議だ。

一年ぶりに写真を見てもらったK先生に
「写真が若くなった」と評してもらった。

私が神戸の教室へ行きたかったのは若い感性に触れたいと切望したからだ。そんな時、アドバンスの講座の内容を変えたからと案内をもらって、絶妙なタイミングに喜んで申し込んだのだった。

京都でM先生に師事して一年。
M先生の会では年配者の作品ばかりを見ている。
写真には、写した人の感性が現れる。
（若ければ若い感性とも限らないけれど）

一年間、諦観したような人たちの作品を見続けてきたから
神戸に集う人たちの弾むような瑞々しさに触れたかったのだ。

「若さ」に接することを渇望していた私の写真が、「一年前に比べて、若くなっている」というのは、いったい？どういうことだろう？

一年間の変化は自分では見え難い、
私にとっては、ただ毎日の積み重ねに過ぎないのだから。

K先生に「写真が若くなっている」と評してもらったが
その変化が私に分かるかどうか、今までの写真を遡って見てみようと思う…

これから半年間、
波止場の雰囲気に触れる機会があるのは嬉しいことだ。
今日、一年ぶりに行ってみて本当に良かった。

（神戸、メリケンパーク、ポートタワー）