露出ディレーモード
カメラの不具合は
露出ディレーモードがonになっていたせいだった。
そんなメニューを触った覚えはないから、とても不思議なのだが
何故か、その操作モードになっていたのだ。
メニュー画面から入るモードなので、ダイヤルを偶然触ってonになることはない。とにかく、どうしてか分からないけれど、onになっていたのだった。
カメラメーカーのサロンに修理部門があって
そこに持ち込んだら、あっという間に私のカメラの不具合は解決した。
では、家電量販店で触ってみてくれたメーカーの人は何を見ていたのだろうか?彼もメニュー画面をいろいろ確認してくれたようだったが…
「本体の故障と思われます、多分、分解修理をすることになるでしょう」と彼は言ったのだ。
量販店に出ている人は、カメラの性能の良さをアピールして売るのが仕事。
修理部門の人は、毎日持ち込まれる様々な不具合を見るのが仕事。
二人は、同じカメラを扱っていても見ているところが全く違うのだ。
修理部門の人は、性能の良さも十分知った上で、使う人たちが間違いやすい操作などを知り尽くしている。量販店に出ている人よりは、経験も知識も豊富でバランスが良いのだろう。
ちなみに露出ディレーモードというのは
三脚を使って夜景や風景を撮影するときなどに役立つ機能。
(取扱い説明書には顕微鏡撮影時などのカメラブレを最小限に抑えるため、と書いてある)
露出ディレーモードをonにすると、
シャッターボタンを押すとミラーアップして、約1秒後にシャッターが切れる。
そうすることでミラーショックによるわずかなブレを防ぐのだ。
私は、まだ三脚を使ったことがないが
花のマクロ撮影に使うつもりで、一応持っている。
もう少し暖かくなったら植物園に行って
この露出ディレーモードを使ってみようか…