red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

由布院駅

今年の夏旅は九州、山間の温泉旅。
九州5県を巡った旅は楽しかった。


標高の高い温泉地では朝夕は涼しく寒いほどで
お天気も予報では雨とのことだったが、一度も傘をさす場面に出逢わない。


「晴れ女」と「晴れ男」の私と夫、今回の旅でも「昨夜まで豪雨でした」とか「午前中は降っていました」とか…行く先々で聞いた。


大分県由布院、駅を出て正面、前方に由布岳がそびえている。
雨の多い土地らしく由布岳が全部見えるのは4日に一度程度と聞いていたが、私が訪れた日は、由布岳ツインピークスに雲がかかった時もあったけれど、くっきりと頂上まで、その姿をみせてくれた。


旅に出る前の記事に私は「人は、何かに、誰かに、守られて生きている…」と書いた。旅の初日、私は「守ってもらっている」と実感することになる…


由布院駅の駅舎を撮っていた時、私は駅を撮るのに夢中で少しずつ後ろに下がって行った。そこにあった車止めに気づかずに、つまづいてしまって、後ろ向きにお尻から落ちてしまった。


左側に一眼レフを肩から下げていて、右手に持って操作していたのはコンデジだった。右足がひっかかったので右側から後ろに倒れた。
重い一眼レフはお腹に乗って、小さなコンパクトカメラはとっさに右肘をついたから地面に落ちず手に持っていた。
カメラは兎も角、なんといっても、守ってもらったのは私の体だ。


洋服の上から地面に右肘をついたから、ほんの少し右肘を内出血をしたが、
(それも翌日には、ほとんど見えない程度に治っていた)
それ以外はどこも、なんともない。本当に幸運だった。
なにかに守ってもらっていることを実感した出来事だった。


今後、後ろに下がって写真を撮る時など、必ず障害物の有無やその場所の周辺の確認を怠らないだろう。
これは多分、未来の私までを守ってくれた出来事であったような気がする。


守ってくれてありがとう!!!と言いながら、気を取り直して駅舎を撮った。



ちなみに由布院と湯布院、使い分けが分からなかったので調べてみた。


湯布院というのは湯平村と由布院町が1955年に合併した時の町の名前で
昔からの温泉は由布院、駅名も由布院、見える山も由布岳
ややこしいのは、平成の大合併湯布院町挾間町庄内町が合併して「由布市」となったこと。全国的なブランド「由布院」の「由布」とつく地域が広くなって、元々、温泉のある一地域を示すだけのはずが、温泉のない地域まで含まれることになっている。
由布市の中に湯布院町がある。その湯布院町は元々、由布院町と湯平村である。全国的には「湯布院」のほうが広まっていることも、ややこしさに拍車をかける。


こんなふうに複雑になるのには、
多くの人たちの思惑が交錯しているのだろう。
合併して変な地名になっているところは他にも沢山あって、
社会好き、地理好きだった私は、覚えている地名ではない所がいつの間にか大幅に増えてしまって嘆いている…