red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

霊性の原風景

地球交響曲・第七番』で語る西洋人ふたりの生き方の核に
日本の神道が息づいているように感じた。
それはとても興味深いことだった。


アンドルー・ワイル博士と
グレッグ・レモン(Greg LeMond)のふたり。


彼らの生きかたの芯に「神道的な考え方」があるのだった。


グレッグ・レモンはツール・ド・フランス優勝3回の自転車走者。
散弾銃の事故で瀕死の状態になり、
20年以上経た今でも鉛の玉が体に残っている。
体に溶け出す鉛の毒を自己の治癒力で解毒しながら生きている、という
彼のことばに人の身体の神秘を感じる。



地球交響曲・第七番』では
伊勢神宮天河大弁財天社明治神宮那智大社熊野本宮大社
熊野速玉大社、神倉神社、神内神社など、多くの神社が映される。


勇壮な熊野・神倉神社のお燈祭。
この祭りは「火の神性を畏怖した原始の信仰を伝える火祭りの原点」なのだそうだ。


太陽と月、火、水、土、木、石…すべてのものに「神」を見て
執り行なわれる神事の美しさは例えようがない。


美しく荘厳で、その厳粛さには自然に頭を垂れる。


水の力
火の力
木の力
石の力


大自然の目には見えない力


日本神道の神とは、この見えない力のこと。



「霊性の原風景」として
第七番では神社での神事の光景が映される。


粛々と執り行なわれる神事の美しさに
忘れていた記憶が甦るような気がする。


とりわけ伊勢神宮の深夜の儀式、月次祭の静寂…

神事の美しさが、いつまでも脳裏から離れない。


天河の鈴の音も頭のなかで鳴り続けている…


近いうちに
私の産土神の神社にお参りしようと思う。


いろいろな人に言われるのだが
私はどちらかというと神社との繋がりが深いのだそうだ。

産土神の守りが強いのだそうだ。


もしかしたら
その場所に私の原風景があるかもしれない…