つつじ◆
雨の日に出かけると
鮮やかに咲く道端の花に目がいく。
雨の日は光の量が少ないから
咲く花の中に光を見てしまうのかも知れない。
植え込みに咲くのはつつじか、さつきか?
早く咲くほうがつつじだと思うのだが。
さつきはつつじ科で
正式には皐月躑躅(さつきつつじ)というらしい。
その名のように皐月(旧暦の)に咲くのだとか。
今日、雨に打たれて鮮やかさを際立たせていたのは
多分、つつじ。
雨に濡れた花はことのほか美しい♪
つつじって漢字で書くと「躑躅」
書けない。
読めても書けない漢字が多すぎる。
「躑躅」
難しい漢字だ。
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中国で毒性のあるツツジを羊が誤って食べたところ、足ぶみしてもがき、うずくまってしまったと伝えられている。このようになることを躑躅(てきちょく)と言う漢字で表していて、従って、中国ではツツジの名に躑躅を当て、日本へもその中国で使われていた名称、躑躅が入ってきて、つつじと読むようになったと考えられている。(つつじが岡公園ガイドより)
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「躑躅(てきちょく)」は中国語では「羊躑躅」とも。
羊が苦しんで足踏みすることだそうだ。
つつじの中の毒のあるもの(レンゲツツジ)を
羊は食べてしまうことがあるのだとか…
ちなみに
牛は絶対食べないから、放牧地に躑躅は咲き誇るそうだ。