夏至

太陽系時空間地図 地球暦 （www.heliostera.com/）より

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
2016/06/21　07:34　夏至（げし）
Summer Solstice
地心黄経90度、日心黄経270度

地球暦が二十四節気のひとつ「夏至」をお知らせします。
The day when the length of a day becomes the longest.

ついに地球号が夏至を通過します。今年は半日ほどの差でほぼ満月と重なっています。

「夏至」は、北半球にあたる光量がピークに至る地点。そして満月は潮の満ち干きがピークになる地点、太陽と太陰〔月〕の二つの力が最大に引き出された今回の夏至は、今年のハイライトのシーンです。

雨期のため、体感的には夏本番という感じはしませんが、ここが夏のピークです。一年草（稲、トウモロコシ、大豆、コスモス、菊、朝顔、麻など）も、これから光の量が少なくなることを感じ、成長期から開花期へと変化をはじめます。

夏至は一年を一日にたとえると、ちょうど「正午」にあたります。
エネルギーがピークになる瞬間、上に投げたボールが落ちる前に一瞬止まるように、運動の転換点が訪れます。潮や波もピークは動きが止まり海面が鏡のように静かになります。夏至は1日がとても長く、そして今回は満月で満ち干きの起伏が感じられます。成すべきことと休むべきことのメリハリを考えて過ごすとよいでしょう。意識的に止まることで、午前中〔第1四半期〕の流れがリセットされて、午後〔第2四半期〕へと向かうことができます。夏至を過ぎると、二十四節気では「小暑・大暑」と暑さが徐々に増し、波が崩れて(ブレイク)するように物事の勢いが増していきます。

※地温、水温ともに上昇し、体感的な夏を迎えていく今の時期は、陽の気が満ち、陰性の食べ物がおいしく感じます。キュウリ、ナス、ピーマン、トマト、果樹や柑橘などの夏野菜は陰性で、体を冷やす働きがあります。料理などに夏を取り入れる工夫をし、旬を味わいましょう。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊