アジェ(Atget)
ハービー山口が『東京シャッターーガール』の中で
高校生に見ておくといいと紹介した写真集のひとつがアジェだ。
ジャン・ウジェーヌ・アジェ、
Jean-Eugène Atget
(1857〜1927年)
フランスの写真家、
約100年前のパリの街並みを記録している。
彼は近代写真の父と呼ばれる。
パリの建築物,室内家具などを撮影した。
彼は多くの画家に資料写真を提供するためにパリの街を記録した。
資料としての写真はパリの通り、公園、セーヌの畔、商店、パブ、行商等々、当時のパリの街、パリの生活を垣間見ることのできる作品ばかり。
芸術写真ではなく資料として撮っていたアジェは、
一般には知られることのなかった存在だったが
克明な記録を宿した膨大な写真は、今、カルナヴァレ美術館(9000枚)や国立図書館(4000枚)などが所蔵する。
こういう記録としての写真も価値ががあることを
ハービー山口は映画の中で
何を撮るべきか悩む写真部の生徒たちに話していた…
アジェの記録した100年前のパリ、
アジェの写真に魅せられて、以後、多くの写真家がパリを訪れている。
こんなふうに淡々と記録する撮影スタイルはいい。
私も彼の写真集片手に、その足跡を追う撮影旅をしてみたいもの…
「アジェ・フォト」アジェの写真がたくさんアップされているサイト、
http://www.atgetphotography.com/Japan/
アジェのパリ (アイコン) (タッシェン・アイコンシリーズ)
- 作者: ハンス・クリスティアン・アダム
- 出版社/メーカー: タッシェン
- 発売日: 2002/09/05
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