red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

天人相関説

「天人相関説」
最近のニュース映像を見ていると
この言葉が頭に浮かんでくる。


天人相関説(てんじんそうかんせつ)は天人感応説とも言う。


天と人とに密接な関係があり、相互に影響を与えあっているという儒教の思想。人と宇宙とは密接に関連しており、支配者や国家がなすことと、この宇宙の動きは感応しあっている。もし為政に誤りがあれば、宇宙は、さまざまな現象によってそれを示すという思想。


これは前漢儒学者董仲舒が『春秋繁露』で森羅万象と人の営みには密接な関係があると説いたことに始まる。
「1年の月数は人体の12節に、五行は五臓に、昼夜は覚醒と睡眠に対応すると論じた。天文で人の運命を読むのも即ち天人が相関関係にあるがゆえであり、帰する所、人体は全宇宙の縮図にして小宇宙であると説いた。天子が行う政治も天と不可分のものであり、官制や賞罰も天に則って行うべきであるという」


人事と自然現象 (天) との間には対応関係があり、人間の行為の善悪が自然界の異変をよびおこすという考え方。
漢代の儒家が盛んに唱えて広く流行したが、特に政治の良し悪しが天に感応して天変地異の現象となって現れると説いている。
こういう考え方は天子・君主の暴政を抑止するために一定の効果があったと思われる。


このところ天人相関、天人感応という言葉が浮かんでいるのは
たぶん、私だけではないだろう。


それほど、天変地異の多い時代を私たちは生きている。