red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

タイトル

11月の写真の会の作品展では
一枚一枚にタイトルを付けることになっている。


写真のタイトルには撮影者の意図が込められているので
タイトルによって写真の見方が変わることも確かだが
鑑賞者の想像力に任せて自由に見てもらうために
あえてタイトル無しで発表する場合もある。



先日の例会では
自分では決められないと言う人ばかりで
周りに相談しながら言葉の連想ゲームのように
なんとか皆の作品にタイトルが付いた。


皆、周りの意見を反映した良いタイトルになったが
私は、写真からのイメージでタイトルを思い浮かべる付け方ではないため
例会で相談することはなかった。


今回、私はタイトルを記号のように使いたいと考えているので
他の人とはちょっと違う感じになる。


なんでも実験気分の私には、それもまたいいだろう。



先日、見に行った写真の公募展に
同じ場面で少しだけ画角が違う撮り方の2名が入選していた。
(こんな場合は、どちらかだけが入選でいいのでは?と思えるが…)


それぞれに
「御身拭い」と「蜘蛛の糸」というタイトルが付けられていて、
東大寺の大仏の御身拭いの場面なのだった。


そのまま説明したタイトルに対して
ぶら下がっている状態を比喩したほうは
タイトルに触発されて想像が広がっていった。


タイトルで写真の見方が変わるのが
よく分かる例だった気がする。


私自身は、タイトル有りも無しも楽しみたいほうだから
色んなスタイルで作品展が出来ればいいかなと思っている。