再現
写真に撮った場面が二度と再現できないことを
U先生は評価される傾向にある。
風景の場合、
同じ季節、同じような天候、同じ場所、同じ時間、同じアングルで
その場面は再現できることが多い。
(もちろん全く同じにはなり得ないけれど)
私は、風景を撮っても
その中に偶然入る人物のほうを重視しているので
再現性は低いほうだ。
たまたま出会った人が
絶妙な位置に入ってくれるとゾクゾクするほど嬉しくなる。
その人に声をかけてしまったら
イメージ通りにはいかないもの、
声をかけられた人も構えてしまうし
記念撮影風にしか撮れない。
最近は改めて「再現性」を意識するようになっている。
今まで二度と撮れないだろう場面が好きで撮っていたけれど
意識することで見える範囲が広がったような気がする…