red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

命令口調

小さい頃、妹たちに命令して色んなことをさせていたから
私は、口を開くと「命令口調」になりやすい。


それを自覚させてくれたのは夫だった。
私が彼に何か言うと
「あなたに命令はされません」とか
「どうするかは自分で考えます」とか
「僕は自由だから誰にも指図はされない」とか答えるので、
「えっ?私、命令なんてしてないのに…」
「もしかしたら私は命令口調なのか?!」と気づいたのだ。


小さな頃から妹たちに繰り返してきた命令口調が無意識に出るのだった。


夫は弟が一人いる長男だが
長男だからといって命令口調で話すことはない。


彼の母は、躾は厳しかったそうだが
子どもに自分の考えを押し付けない人だったらしい。
自分の考え通りに子どもを誘導することもしない人だったらしい。


いつも子どもに「どうしたいか」「何故、したくないか」などと
小さくても一人前に扱って子どもの考えを訊いたらしい。


母は動物の毛があちこちに付くのが苦手で
自分からは絶対に動物に近づかないが
子どもが野良猫を拾って来て「飼いたい」と言えば
「何故、飼いたいのか」「自分で世話ができるのか」等、
子どもに訊いて自覚させてから自分の好き嫌いは言わずに飼ったと言う。
蛇を飼ったこともあったらしい。


夫はそんな母に育てられたので「命令口調」に敏感なのだ。
あまりに大げさに反応するので私のほうが驚いたほどだ。


物わかりのいい母親に育てられた夫が
命令口調を自覚していない私と暮らして、さぞ驚いたことだろう、
命令されることに免疫がないのだから。


私の「命令口調」は、まだまだ気をつけなければならない、
つい先日も「あなたに指示されませ〜ん!」と言われたばかりだから。