red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

百か日

先週土曜日が父の百か日で実家に帰っていた。


百か日法要を済ませて、また一区切り、
四十九日、百か日、初盆、一周忌と残された者は段々と気持ちを切り替えてゆく。それとともに父の不在も徐々に沁みてくる…


妹たちと父が夢に全く出て来ないと話していたら
父が元気な頃、毎晩晩酌をしていた日本酒が入っている棚の扉が開いた。
つまみを持たないと開かない食器棚の下の扉が誰も何もしないのに開いたものだから「きゃっ、お父さんが居る!」と妹Kが叫んだ。


百か日法要の前に
掃除機をかけ雑巾で拭き、家中を丹念に掃除したから
ゴミなどあるはずもないのに
くしゃくしゃとなったメモ用紙が落ちていて…
拾って開いてみるとそれは父の亡くなった日の母のメモ書きで、
お通夜の日に葬儀場に行く前にすること(父のお茶碗を割るなど)が忘れないように書かれていた。


また「お父さんが居る!」と妹Kが嬉しそうに叫んだ。


母も妹たちも私も、父の夢はみないけれど
あちこちに父の気配がした百か日だった。


百か日の翌日、
母と妹とチューリップのお花畑を歩いた。


気持ちのいいお天気とお花畑はよく似合う。