「春の階段」

四十九日法要を済ますまでは
線香の火を欠かしてはならないとのことで
私や妹たちが帰っている時に留守を頼んで買い物に出る以外
母は、ほとんど外出していなかった。

四十九日を済ませ一区切りになるのだろうか、
日々の来客も少しずつ減っている。

ひとりになった母は
これから段々寂しさが増していくだろう。

妹Ｋと「今が春に向かう季節で良かった」

「畑で花や野菜を作っていれば
少しは気が紛れるかもしれない」などと話した。

母の寂しさが無くなるわけはないけれど
春の陽射しは、人を元気にする。

父が逝ったことを
少しずつ受け入れて私たちは生きていく。

「不思議な占い」
母と私へのメッセージを訊いた。

母へのメッセージは「春の階段」
私へのメッセージも「春の階段」

春に向かうことを喜んでいたからだろうか…
「春の階段」が出るとは嬉しいシンクロのメッセージだ。

しかも同じメッセージが出る確率はどれほどのものなのだろう、驚いた。

＊＊＊＊＊＊＊＊（不思議な占いから）
春の階段
戸を開けるとそこは春の階段でした。
階段を一歩一歩踏みしめながら上がって行きます。
次第に春になって行き、小鳥が集まってきます。
これはゆっくりと運気が上がってゆく事が期待できる、良い象意です。
逆に今がすごく良い場合だと、季節が変わる〜別のサイクルに移る…という事から、運気は変化してしまう、と言う風にも取れますが、普通は良くなって行きます。
階段は一歩一歩上ってゆく物ですし、自分で上るのですから、
これは自分自身が行動しないと風景が変わらない事になります。
また、それほど一気に変わるというわけでもありません。
ただ自分の足で進んでいけば行くほど、
徐々に良くなっていける事は期待できるという暗示です。
勉強、仕事、研究、金運など、コツコツとやっていけば、
今はやっただけ身についてもいけるし、将来的に結果も出せるであろう…
と言うのが春の階段です。
春になり、春のサイクルまで上っていけるのが、春の階段です。
スタートの時点で今は苦しくとも、取るべき行動を始められれば、
それ以上悪くはまずなりません。

決してあわてる必要も、急ぐ事も無く、出来る歩みで進んでいければ、
穏やかにだが、良くはなっていけるはずの象意です。
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