福男

兵庫県西宮神社の十日戎開門神事「福男選び」で
今年の一番福は18歳の高校三年生だった。

彼は「学校のみんなが行きたいところ（進路）に決まって
最後、楽しく卒業できたら一番いいです」とコメントしていた。

この福男選びは走る前から強運を持っているかどうかが試される。
走りたい人は前日から並ぶ。（今年は4500人だったそうだ）
そして先着1500人の中から、くじ引きでスタート位置が決まる。
門に近いＡグループに108人（この中の番号も早いほど門に近い）
次のＢグループが150人、その他はＣグループ。

福男になるには強い運の持ち主で、且つ速く走れなければならない。

今年の一番福の福男は、爽やかな笑顔だった。
笑顔が福を持ってくるというか、
考えていることが顔に出るというか、
こういう顔の人は運があるのだなと思わせる笑顔だった。