バスに乗るのが好きだ。
四国と本州の間は橋が出来てから
高速路線バスが運行している。
先日、京都〜高松間を乗った。
神戸から淡路島、四国へと乗り心地も良くて
バス好きの私は、楽しくてしょうがない。
流れる車窓の景色をぼんやり眺めていたら
影絵がみえた。
バスが夕方の光に照らされている。
乗客の仕草まで見える。
日射しの角度が良かったのだろう。
バスに乗って眺めるそのバスの影絵、
なんと美しいのだろう!
この時、私は見る者でもあり見られる者でもあった。
観客でもあり演じる者でもある、まるで人生のようだなと思いながら
移りゆく影絵を眺め続けた…