エアコン掃除

いつも来てもらう掃除屋さんにエアコン掃除を頼んだ。

最新のエアコンは自ら掃除をするそうだが
我が家のエアコンは古いタイプ、一年に一度カバーを外して掃除をする。
エアコンの汚れの大半はカビとホコリ、プロは高水圧のノズルを使って洗う。

掃除をしてくれるAさんの仕事ぶりは、手際がいい。
彼は、エアコンの掃除をしながら窓ガラスと網戸に目をやって
高水圧で、ついでに窓と網戸も洗っておきましょうか…と言う。

（厚かましくない）私は、いえいえ今日はエアコンだけでいいですよ、と遠慮するのだが、Aさんは、ついでですからと言って、２ケ所の汚れた窓ガラスと網戸を洗ってくれた。

高水圧で洗われたガラス窓と網戸は、真っ新のようになって輝いている。
これは「ついで」の仕事ではない。
私は、少しでも料金を取ってもらおうとするのだが、
Aさんは、高水圧で洗っただけですから…
本当の掃除は、こんなものではありません…と言う。
こんな仕事で感激してもらったら困ります、とまで言う。

プロの掃除は、どんなふうにプロフェッショナルなのだろうか…
一度見てみたくなった。
同じ言葉で「掃除」と言っても、人によって意味するところは雲泥の差、
その差を見てみたくなった…

綺麗になったガラス窓や網戸を眺めていたら
ベランダのレモンマートルの花がキラキラ輝いているのが見えた。
なにもかもが煌めいて輝いている夏の日の午後だ。

（レモンマートルの花）