招待
先日、「お知らせ:○○さんからFacebookへの招待が届いています。」とメールがあった。「○○さんがFacebookで写真や近況をシェアしています。Facebookに登録して、友達や家族と楽しく交流しましょう。」
○○という名前の人は確かに知っている。
もう5年前になるだろうか、1年ほど通った整体の先生だ。
私のメールアドレスを知っている○○さんは、色々な情報をシェアしたいと案内をくれたのだろう。
案内にある○○さんの顔写真を見て驚いた。
どう見ても知らない人なのだった。
私は顔を覚えるのは得意なほうだが、目を凝らしてみても、○○さんの顔ではない気がする。でもプロフィールを見ると、○○さんに間違いない。
何年も会わないうちに顔が変わったということだろうか…
私の記憶の中の○○さんの印象と大きく違う写真に戸惑ってしまった。
記憶の中の彼と今の彼は、もしかしたら全く別人かもしれないなどと妄想が広がる。
今のところ私はFacebookへの登録はしないが、
ここに登録すると頻繁に友達ではありませんか?と訊かれるそうだ。
どうなっているか分からないけれど確かに知っている人だから
びっくりすると友人から聞いたことがある。
懐かしい友と再会する手段としては面白いだろうと思う。
心の中に思い描く友の印象が時を経て変貌しているとしたら
それもまた興味深いことではある。
人の印象って、どういう要素で変わるのだろう?
たぶん、その人が何を考えてきたかということが大きいだろうと思う。
その人が変わったということもあるだろうし
見る私のほうが変わったのかもしれないし…
「○○さんから…招待が届いています」
そのメールの彼の写真を何度も眺めている…