義父

夫の父が救急車で運ばれたのは先週のこと。

熱が出る前の凄い震えに気づいた母が
夜だったこともあって、救急車を呼んだのだ。

病院に着くまでに熱はぐんぐん上がっていって
40度近くまでなったそうだ。

検査の結果、軽い肺炎になっていた義父、
早く処置をしたので大事に至らず良かったが、自分の体調に不安を感じたのか来月後半に予定していた温泉は取りやめると言う。

まだ先のことだからと言っても聞かないのでキャンセルをした。
昨日、様子を見に行ったら、やっぱり温泉に行きたいと言う。
申し込むのは簡単だから問題はないけれど
もう部屋が取れないかもしれませんよと伝えておいた。

幸い今回はもう一度、同じ部屋で取れたが
また気が変わらないだろうか…
気が変わったら夫と私で行くまでのことだけど。

義父は、ここ1〜２年でずいぶん歳をとった。
気が変わりやすいのは、周りにいる者には少々やっかいで…
時々様子を見に行く私には、まだ恰好をつけている面があるが
義母に対しては「分からず屋」を発揮しているような気がする。

老いについて、義父は考えさせてくれる。