書くこと

このブログは、私自身の覚え書きのつもりで書いている。
誰かに向けて発している意識があまりないし
毎日更新することが目的でもない。
（結果的にほぼ毎日更新しているのは、単にその日に書くことがあったというだけのこと）

公開しているのだから、
ブログの向こうに読み手が居ることは分かっているのだが
その読んでくれているかもしれない人に焦点をあてていない。
独白口調で通していて誰かに語りかけるような書き方をしたことがない。

私は、このブログを始めるまで何かを書くという習慣がなかった。
（事務的なメールは必要があるときに書いていたが）
どんなことでも自分の頭の中に入っているのだからいいと思っていた。
手帳に予定を書くこともなくて、全部覚えていた。

ところが、覚えているはずのことが次第に怪しくなってきた。
歯医者さんの日や気功の日、家事に関する細々したこと等々、
予定がそんなに多くない生活だから大丈夫と思っていても
年とともに段々、怪しくなってきた。
加えて、読んだ本が装丁を変えて出ていたら新刊だと思って買ってしまうとか同じDVDをもう一度借りてしまうとか、頭の中で整理しきれていないことが次々に出てきたのだ。

このブログは、そんな頃に私自身の覚え書きや整理のために始めた。
自分の好きなモノや好きなことなどを確認するためでもあった。
書くことで、頭の中が少しは整理されるし
なにより自分を知ることができる、何を考えていて何が好きかなど。
ブログを書くことは頭の中をさらけ出すことでもあると思っている。
自分の趣味嗜好を知られることでもある。
それが嫌だから、わざわざブログで自分を書かないという人もいる。

逆にブログに書きたいのに書くことがないという人がいると聞くと
書くことがないのなら書かないまでのことで、悩むことでもない気がする。
そういう人は、ブログをやりたい気持ちが先行しているのかもしれない。

確か、こんな内容をずいぶん以前にも書いたと思って
ブログ内検索で「ブログ」のキーワードで見てみたら何度か書いていた。
そのひとつが2010年８月11日の記事「ブログ」
http://d.hatena.ne.jp/red-earth/20100811/1281458006

いつ頃なにを書いたかなどは、ブログをしていたら検索で簡単に調べられる。（頭の中だけだったら、たぶん思い出せないだろう）

ブログは自分自身のために始めたけれど、

その内容が、もし誰かの琴線に触れることでもあれば、とても嬉しい。
だからと言って、自分の立ち位置が急に変わるわけでもないが。

私は、こんなふうに独り言のようなブログをゆるい感じでやっている。
管理画面で見るとブログを書いた日が、今日で995日、
もうすぐ、まる３年になる…