red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

遠隔ヒーリング

知人のMさんは、最近ヒーリングに凝っているようだ。
長く話す機会がなかったが、先日、ばったり会ったら
そのヒーリングの話ばかりだった。


彼女は、知り合いで具合の悪い人に遠隔ヒーリングをしていると言う。
それは勝手にやっているの?と訊くと
悪いことじゃないのだから、いいでしょ!と言う。


それは、どうかな?
悪いことじゃないって、何故言い切れる?
どこかで聞いたことがあるけれど、病気は、その人が何かに気づくためというから、その人の気づきの邪魔をしてしまうことになるのでは?


彼女は「私は良いことをしている、人助けをしている、良いことなのだから本人の了解が必要だとは思わない…」
こういうふうに言い放って会話にならない。
「悪いことではない、むしろ善行を施しているのだ」という考えで、自分のやっていることを判断している彼女には、もしかしたら自分が間違っているかもしれないと思うことがないようだ。
ほんの少しの想像力があれば、全く違う考え方もできるだろうに…と思いながら、言っても仕方ない人との会話はやめた。


他人のために遠隔ヒーリングをしたがる彼女、
私の身内の具合などを聞きだそうとする。
私は「皆元気でやっています、ご心配ありがとう」と答えて会話を終えた。


自分の「良い行い」を私に非難されたと感じるのか不機嫌だし
その会話の前から、なんだか全然幸せそうではない様子だった。


その雰囲気は、ばったり出会っても
会話することは、もうないかもしれないと漠然と思わせる重いものだった。