red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

「天使がそばにいる」

父にプレゼントする絵を描いてもらった。
その絵に付いている「おみくじ」は「天使がそばにいる」だった。


父のそばにいる天使は私たち3人姉妹のことだろうと思った。
父にとって娘3人は目に入れても痛くないほどに可愛いだろう、と思う。
疑いもなく、そう思えるように私たち姉妹は育ってきた。


絵を渡す時、父自身に「おみくじ」を開いて見てもらったらいいのだけれど、私は早く見たくて仕方がない、一応、父へ断りの電話を入れてから開いた。
父は自分に絵をくれるのだな、しかし「おみくじ」とは?
いったい何のことだ?という反応だった。
(実家に帰った時に説明することにしよう)


父は名前を変えている。
隆(たかし)だったが、隆夫(たかお)と変えている。


父は婿養子、結婚で姓が変わった。
すると近所に漢字も読み方も全く同じ同姓同名の人が居て…
田舎のことで番地を書いていない郵便物等も多く
その同姓同名の人と何かと混同されて、まぎらわしくなったため、裁判所に不都合を申し立てて、正式に戸籍名を変えることが認められたのだ。


父は名前を変えた。
その同姓同名だった人は、しばらくしてから事故で亡くなった。
父は名前を変えることで難を逃れたとも言える。
結婚によって姓が変わり、そのために不都合が生じて名前まで変えることになった父は、強運の持ち主だと言えるだろう。


「天使がそばにいる」
まさに父にピッタリの「おみくじ」だった。