人物撮影

アドバンス最後の講義はライティングを組んで人物の撮影。
プロの機材を使って撮る。

ライティングによって男性はよりカッコ良く
女性はより美しく優しく撮れることに驚いた。

K先生の撮影でも撮ってもらえるというので私も撮ってもらったひとり。
ところが、私は写されることに慣れていない。
考えたら撮るばかりで撮られることは殆んどないのだ。
自然な表情もできず、その上、若さで難を隠せる年齢からは、ほど遠くなってしまっている。こんな私をK先生は、どんな風に撮られただろうか…
（プロの技で別人のように美しい私にならないものかな、フィルターでもかけて欲しいな、と写真をみるのを楽しみにしている）

課題「大切な時間」の発表では、いい写真が多かった。

中でも「繋がること」というサブテーマを決めて撮られた連作は秀逸だったし
結婚式の写真も切り取り方がうまいし、家族、ペットの写真には、そこに向けられている愛いっぱいのまなざしがあるし…
それらの温かい写真は、思い出すだけで私まで幸せな心持ちになる。

写真の持つ力の一端をみたような気がする。

私は「撮る人たち」を持っていった。
私にとっての「大切な時間」のひとつは写真を撮る時、写真をみてもらって色々な意見を聞く時。さらに「撮る人たち」が撮るモノは、その一瞬の「大切な時間」である…この「撮る人たち」を「大切な時間」の象徴として捉えてみた。

この私の写真は、説明をしないと「大切な時間」と結びつかない。
同じテーマの写真をみせてもらうと、自分の問題点が浮かび上がってきた。そして、まだまだ気づかないことばかり、ということに気づくのだった。