文太の顔
Eちゃんから届く文太の写メは撮る人の愛情が溢れている。
彼女の撮る文太の顔はいい。
先日の写メ、Eちゃんを待つ文太の表情には胸を締め付けられた。
家の中でうろうろと整理などしながら文太のことを思っていたら
今日もまたメールに添付された文太がやってきた。
証明書をもらうため文太は動物病院に行った。
混んでいる待合室で文太は抱かれながら、ぐったり動けなかったのだとか。
すると見知らぬ人たちが「何?この犬、ぐったりしてるじゃない?」
「なんなの?こんなにぐったりしてー」などと何人もが文太を抱えているEちゃんのご主人に言ってきたのだとか。
「もう老犬だから」と言うと
「死んでいるかとおもった!」「こんなぐったりした犬見たことないわよー」と口々に言っていたそうだ。
帰ってきたご主人から、それを聞いたEちゃんは茫然としてしまったようだ。
病院に連れて行っているのだから
ぐったりしているのを、そんなに驚かれるのも、おかしなことだ。
想像力の無さだろうけれど、こんなふうな理解し難いことを言う人たちに
驚いてしまう。
Eちゃんは文太の介護をしている。
先日の写メを載せた記事「文太、待つ」のコメント欄の介護経験のある人からのコメントを読んだEちゃんは号泣してしまったとのこと。
私が文太の写メを載せた記事を書くのは、ただ単に私自身が文太を見ていたいからなのだが、Eちゃんは見知らぬ人からのコメントに力づけられたと言う。Eちゃんの必要な時に必要なメッセージが届けられたのだ。
彼女が私のブログを見てくれるのは時々だし…
文太の写メを載せたことを私は連絡しないし…
でも良かった!Eちゃんが文太の記事を見てくれて。
良かった!コメントをくれた人がいて。
良かった!そのコメントにEちゃんが励まされて。