二胡とホーミーと♪
30日、Sちゃんに誘われて二胡のコンサートに出かけた。
「琴音・心声」
二胡の響きとモンゴルのホーミーの響き♪
京都、くろ谷、金戒光明寺の塔頭、永運院で行われた。
庭を眺めて、風を感じて、二胡の響きを聴く。ホーミーの声を聴く。
二胡のコンサートには行ったことがあるが、ホーミーを実際に聴くのは初めてだった。内モンゴル、パイリン草原生まれの馬頭琴&ホーミー奏者の声を聴いているうちに、体の細胞全体が振動したのか体中が熱を持ってきた。
衝撃が体を突き抜けた感覚で茫然とホーミーを聴き続けた。
その場でホーミーの振動を感じることが、どれほどのものか思い知らされた。
TVやCDで聴くのと
実際に、その空間で聴くのは思った以上に全く違う。
体と心が、その声に共鳴して共振して化学反応を起こすような
ひととき違う次元に居たような気分だった。
ホーミー奏者がモンゴルの草原に里帰りした時に
遊牧民で住所がない家をどういうふうに探すのかと訊かれて
彼は「今は、多分、草原の、あのあたりだろう…と分かるのだ」と答えた。
自然と一体となった彼らの暮らしは、そういう勘も鋭くなるのだろう。
二胡の響きは哀愁を帯びていて…聴き慣れた日本の曲も演奏されたが
その音色は深く沁みてきたのだった♪
二胡とホーミーと
ピアノ演奏と朗読も
素晴らしい午後のひとときを過ごしてきた。
(くろ谷、金戒光明寺の山門)
(境内で遊ぶ子ども、あと少し!)