ホピ族(Hopi)
福島からの映像を見ていて浮かんでくるのは「ホピ族」のこと。
ホピ、ウラン、原爆、放射能、福島…という連想なのだと思う。
ホピ族(Hopi)はアメリカ大陸最古の民族であると言われている。
アメリカ南西部の4州にまたがる砂漠の大地が広がるフォー・コーナーズ、このあたりの高台に彼らは住む。
ホピ語でHopiというのは「人や自然と争わず、大神霊の教えにしたがって生きる、正直で、高潔で、折り目正しい人々」というような意味。
平和の民、ホピの住む土地からはウランが採掘されて、日本に投下された原子爆弾の原料となったウランも、ここから採掘されたもの。
ホピは未来の歴史も岩に刻んでいる。
文字を持たなかったホピは代々語り継いできた。
その中に広島・長崎に投下された原子爆弾のことと思われる「灰がつまった瓢箪」という表現がある。
彼らは言う、
「母なる大地から心臓をえぐり出してはならない。もしえぐり取ったならば、それは灰のつまった瓢箪と化し、空から降り、やがて世界を破滅に導く。この瓢箪の灰は恐ろしい破壊力を持ち、川を煮えたぎらせ、大地を焼き尽くし、生命が育たなくなる。そして人々は不治の奇病に苦しむのだ。」
第二次世界大戦で「灰がつまった瓢箪」が使われたことを知ったホピ族は、公にしてこなかった太古からの言い伝えを世の中に広める決意をしたのだった。以後、彼らはメッセージを携えて世界をまわっている。
今回も彼らからメッセージが発せられた。
「日本そして世界へ ホピ族からのメッセージ 」
ホピは、相互に関連する巨大な構造のどこかでバランスが乱れたら、修復しなければならない、と考える。宇宙のバランスの維持回復が彼らにとっては最大の重要事項なのだ。
『ホピ宇宙からの予言』徳間書店、1995年刊、本の帯に次の言葉が書いてあった。「運命を変える力はわたしたちに等しく与えられている」
ホピ 宇宙からの予言―神・人・宗教の原点 (超知ライブラリー)
- 作者: ルドルフカイザー,Rudolf Kaiser,木原悦子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1995/08
- メディア: 単行本
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