レモンマートル(lemon myrtle)
レモンマートル
学名・Backhousia citriodora、科・フトモモ科 Myrtaceae、
属・バクホウシア属 Backhousia、 和名・レモンマートル、
英名・lemon myrtle
オーストラリアのクイーンズランド州の熱帯雨林に自生するフトモモ科の常緑高木。オーストラリア先住民のアボリジニたちは、料理に使ったり薬草として用いたりと様々に活用してきたそうだ。
レモンマートルにはシトラールがレモンの20倍含まれているから
「レモンよりレモンの香りがする」と言われる。
シトラールとは、レモン系植物特有の柑橘系芳香成分のこと。
シトラールの香りが持つのはバクテリアへの高い殺菌効果や、抗菌作用。
この香りが心に作用すると、
気分をリフレッシュさせて集中力を高めたり
気持ちを明るく前向きにし、勇気とやる気を喚起する、と言われる。
乾燥した葉をハーブティーにして飲めば気分を落ち着かせて
シトラールのリラクゼーション効果を簡単に感じることもできる。
私はレモンハーブの女王とも言われるレモンマートルをハーブティーやエッセンシャルオイルで知っていたが木では見たことがなかった。
先日、その苗木を見つけてびっくりした。数年前から出回っているらしい。
少し大きめの鉢に植え替えをして数日、
丈夫で手間をかけずにすくすく育ってくれる元気な木だと聞いていたが、
たっぷりの水と陽ざしで小さな苗木は、みるみる大きく育っている。
買った時の説明
「シトラール90%以上含むレモンマートル。
花や葉を指で揉んでその香りを味わってください。」
本当にレモンのような爽やかな香りで、とても清々しい。
葉を刻んでお風呂に入れてもいいだろう。
もちろんハーブティーにもしよう。
部屋に置くだけでも、その香りを楽しめそうだ。
夏場には麦茶のボトルに葉っぱ2〜3枚入れて香りを楽しんでみよう。
ただ単に葉っぱのグリーンを眺めるだけでも心地良い上に
香りまでいいのだから嬉しくなってしまう。
レモンマートル、その用途は広い。