ピンボケ
同級生たちのカラオケ熱唱をコンデジで撮った。
コンデジは性能がいいのでオートフォーカスでピントを合わせたら
ピンボケになるはずがないと思っていた。
ところが性能が良すぎるカメラで
フォーカスモードの種類がたくさんあることを忘れていた。
(使い始めて2ヶ月で、まだ馴染んでいないのだろう)
よく見てみると、もひとつスッキリしないピンボケ写真ばかりで
設定を確かめてから撮ったら良かったと悔いている。
私は、日頃は人物の撮影をしないので
(顔に焦点を当てては撮らないので)
私のコンデジは人の顔にフォーカスするモードになっていなかった。
いつも使うマルチパターンフォーカスのままだった。
だからカラオケを歌う同級生たちの顔ではなくて
後ろの壁やコートにピントが合ってしまって…
なんとも情けないピンボケの写真ばかりなのだった。
部屋の照明が暗いからだろう、と設定を見てみようとしなかった。
なんと注意力散漫だったのだろう。
H君から写真を楽しみにしてるよ、とメールが来て
さらに私の後悔は大きくなるのだった。
人の顔にフォーカスするモードにさえ変えていれば
ピントの合った鮮明な写真が撮れたはずなのだ。
これから写真を撮る場面が増えるだろう私に
カメラの設定に注意して!というメッセージをもらった気がする。
あまりにも基本的な注意事項だが、基本が大事ということなのだろう。
ピンボケだけれど写真サイズを小さくして送ろうか、
小さければ粗も目立たないだろうし…
メール添付だから大き過ぎないほうがいいし…
今、こんなことを考えながらピンボケ写真を眺めている。