クラス会
H君が声をかけてくれて大学の同級生が集まった。
1年半前にもH君が幹事になってくれて卒業以来、初めてのクラス会をした。
(この時は連絡が取れる人全員に知らせて40名近い参加者だったと思う)
今回はミニ・クラス会といった感じだろうか。
30人に声をかけたそうで集まったのは13人だった。
関西在住者ばかりの中、一人だけ千葉から駆けつけてくれたO君、
この集まりのためだけに来てくれた彼は、いつ見ても笑顔が素敵だ。
食事の後はカラオケ♪
楽しい時はあっという間に過ぎていく。
一年半前のクラス会でも感じたが
学生時代の楽しかった時を共有している者同士だから
すぐに「あの頃」に戻れる。
こういう馴染んだ空気は、
例えば兄弟姉妹が何年も会っていなくても
会った瞬間に醸し出す雰囲気のようなものかもしれない。
このクラスの集まりは、いつもH君が皆に声をかけてくれる。
まめに連絡係りをやってくれる彼のおかげで懐かしい面々に会える。
今回もありがたいことだな、と思った。
同級生の消息は元気そうで良かったという嬉しい知らせばかりではなく…
訃報もあった。
O君、
一年半前のクラス会には仕事の都合がつかず欠席だった。
その彼の訃報を聞いた。
昨年の夏だったそうだ。
彼は男声合唱団Mで美声を響かせていた。
最後に私が聴いた彼の歌声は卒業式での合唱「卒業写真」。
それ以来、私には合唱の「卒業写真」はO君と結びついて記憶されている。
卒業してからの彼を知らないけれど、
学生時代の彼の姿・声はよく覚えている。
私は彼と出会ったことを忘れない。