red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

写真と画像

精密な光学機器だったカメラが家電の一部になった今の時代。
カメラがデジタル化して誰もがパソコンで簡単に編集したりできる今の時代。


「写真」は「画像」と表現されることが多い。


最近、写真を選ぶ必要があったので
写真についても、つらつらと思っていたら

10日の朝日新聞GLOBEの紙面に
考えていることを手助けするような記事が載っていた。


「写真は死んでいくのか」
こんなタイトルで何人かの写真家に意見を訊いている。


アフガニスタンマスードを撮り続けた長倉洋海は言う、
「人が人に関心を持つ限り、
人のありようを写した写真は、時を超えて残っていく」


蛇腹式のプラウベル・マキナ670で世界を飛び回る石川直樹
「写真は世界の端的な模写である」と言う。


大胆なデジタル処理で作品を仕上げる高木こずえは
「もっと自由に、できるようになったことを
どんどんやっていきたい」と言う。


デジタル処理をしてつくる彼女の作品には賛否両論がある。
それについて彼女は
「私の作品が写真じゃないっていう人がいるなら、
別に写真じゃなくてもいいって感じですけど。
私は写真でしか味わえない面白さを感じてつくっています。」


石川直樹はデジタルで加工することを嫌う写真家。
彼の言う写真は世界の模写なのだから、加工すると
その前提が成り立たなくなる。


高木こずえはその対極にいる…


写真家が写真をどのように考えているのか、
朝日新聞GLOBE(1月10日)は、とても面白い読み物だった。


私は写真を撮り始めたばかり。
あの孤高の若き指導者マスードを撮った長倉洋海の「人のありようを写した写真は、時を超えて残っていく」という言葉が心に残る…


私は人のいる世界を撮りたいのかもしれない。
人の気配を感じる世界を撮りたいのかもしれない。


私の写真は始まったばかりだ。