red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

重ね煮▽

届いたばかりの聖護院大根


その葉っぱを切り落としながら何を作ろうかと考えた。
(日持ちをさせるために葉っぱを落としておく。
そのままで置いておくと、大根から栄養をとって
葉っぱがぐんぐん伸びてしまうのだ)


まさに今が旬の聖護院大根金時人参がある。
これにエノキダケを加えて重ね煮を作ることにした。


毎年、大根と人参の美味しい季節には何度も作るメニュー。
結局いつもの定番メニューを一番初めに作ることにした。


作り方は簡単、
マクロビオティックの料理方法の一つの「重ね煮」


陰性の食材であるほど下に敷き詰め
上には陽性の食材を持ってくる。


この場合は下からエノキダケ、大根、人参となる。


普通のお鍋でも作れるが
深い土鍋があれば、さらに美味しく出来る。


お鍋の底に塩を振り入れる。

その上にエノキ、さらにその上に大根、一番上に人参と、重ねていく。


大根と人参は千切りにする。
あまり細すぎないほうが食べる時の食感が良い。
マクロビオティックは食材の切り方にもこだわりがあるが
私はそこまで実践はしていない)


3つの食材が三層になったままで火を入れる。


コトコトと炊く。
食材からの水分だけで炊く。
そのうちにお鍋の中で半分の量になってくる。
かき混ぜないのがコツ。


味付けは塩だけ、大根と人参の甘みが引き出されてとても美味しい。

火を止める数分前にお味噌を少し入れて馴染ませる時もある。


どちらも美味しい。


陰性の食材が下、陽性の食材を上におく理由…

陰性の食材は上昇するエネルギー
陽性の食材は下降するエネルギーを持つのだそうだ。


お鍋の中で
下降と上昇のエネルギーが火の力で一体化して((中和して)
美味しくなるということらしい。


ここ数年、大根と人参が美味しくなる頃に必ず作る重ね煮。
簡単で美味しいのが嬉しい。



(深型の土鍋いっぱいの食材がしんなりとしてきて完成)