解禁
数年前から手作り石鹸を主に使っている。
最近、手作り石鹸を販売するサイトが増えている。
私も数ヶ所から購入したことがある。(今も1ヶ所から買っている)
市販のものではアレルギーの出る人でも安心して使えるものが多い。
そういう「こだわり」のある石鹸は
市販では見つからないから手作りをすることになるのだろう。
手作り石鹸を作る人が使う言葉に「解禁」がある。
例えば
「〇〇石鹸が、熟成期間4週間を経て、今日解禁日を迎えました。」
「〇〇を使ったシンプル石けん、本日解禁しました。」
「待ちわびた石鹸の解禁日です。」
「手作り石けんの解禁リストです。」
「石鹸が仕上がりました。解禁させちゃいました。」等など。
「解禁」という言葉をこんなふうに使っている。
私は「解禁」と聞くと
「狩猟を解禁する」「鮎釣りの解禁日」
「ボジョレー・ヌヴォーの解禁」「ズワイガニ漁の解禁」などが浮かんできて
どうも石鹸と「解禁」が私の中ではしっくりこないのだ。
「解禁」は
禁止していたことを許可すること。
禁止命令を解くこと。
法律などで禁止していたことを解くこと。
禁止していた状態を解き、自由にさせること。
石鹸の場合は
乾燥させた石鹸が使用できる状態になることだろう。
(通常1ヶ月ほどを「解禁日」と考える人が多いそうだが)
言葉って面白い、
当たり前のように使われている言葉でも
人によって連想するものが違うのだから。
「石鹸が仕上がりました、出来上がりました」という言い方のほうが
自然な表現のように思える私は
まだまだ石鹸と「解禁」の言葉が結びつかないようだ…