監視人

監視人はドラマ"FRINGE/フリンジ"の中の登場人物。

今、フリンジのセカンドシーズンがレンタル中だが
私はシーズン１から欠かさずに見ている。
（以前に書いた記事・"FRINGE/フリンジ"
http://d.hatena.ne.jp/red-earth/20100226/1267110305）

魅力的な登場人物が多い中、私は監視人に興味がある。

ドラマのいろいろな場面に出てくる彼らは
歴史の重要な場面を監視するように見守っている。

FBIのフリンジチームが調査しているパターンと呼ばれる一連の事件がある。
パターンの起こる場所には必ず監視人の姿が見られる。

シーズン１の全話に監視人は居た。
（どこに居るのかを探すのも面白い）
全部は観ていないがシーズン２でも、多分全話に出ているだろう。

スキン・ヘッドの彼らは出来事に干渉しないのだが
中には情が移って介入したエピソードもある。

シーズン２の第8話「オーガスト "AUGUST" 」では
監視人が女性を連れ去るという「干渉をする」話だった。
その調査のため、FBIのフリンジ･チームが召集される…

「歴史を見守るまなざし」というと連想するのが『不思議な少年』だ。
（「不思議な少年」についても以前に書いた。
http://d.hatena.ne.jp/red-earth/20090927）

山下和美のコミック『不思議な少年』
少年は時空を超えて歴史のさまざまな場面に登場する。

ただ観ているだけの彼も
その出来事に少しだけ介入することがある。

監視人にしても不思議な少年にしても
「観る」「観察する」行為は、それ自体が「介入・干渉」になるのだろうと思う…

ストーリーはもちろんだが「監視人」を中心にドラマを観るのも面白い。

"FRINGE/フリンジ"には
もうひとつの世界、向こう側の世界と行き来する装置なども出てくる。

周波数が違うから目に見えないだけで
この世界と同じように存在する「もうひとつの世界」は
パラレルワールドのようなものだろうか。

並行して存在する世界同士がお互いに干渉しあう。

起こるさまざまな出来事を監視人は目撃する。

"FRINGE/フリンジ"のシンボルの謎も解き明かされていくだろう。

私は、このドラマを楽しみ続けると思う♪

そういえば
数年前のジュネさんの初めての解読で
私は「観察」するために地球に来た、と言われたことを思い出した。

何かを成すとかではなくて
好奇心旺盛に「観察」しているのだそうだ。

ただ観察しているだけとは？！なんだかなあと、その時思ったが
私の好きなのは「監視人」であったり「不思議な少年」なのだから
面白いものだ。

「観察をする」監視人や不思議な少年から目が離せないのだから
可笑しくなってくる。

FRINGE シーズン２
17日にVol.11がレンタル開始になる。
物語もいよいよ佳境に入る…

（FRINGE シーズン２、第8話"AUGUST"）