red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

週末

この週末は夫の実家で過ごした。


お盆も、その前後も行けそうもないので
少し早めにお仏壇にお供えを持って行ったのだ。


同じ市内だが、山を越えるので
地下鉄、バスを乗り換えて1時間弱かかる。


私は電車・バスが大好きで…
特にバスに乗るのは、いつも楽しい。
バス独特の振動が好きなのだと思う。


普段、出かける時にはバスを使いたいと思うし
同じ場所へ行く複数のルートがある場合には
家を早めに出て遠回りのバスに乗る。


少しでも長く乗っていたいから、と言うと呆れ顔をされることが多いが…


こんな簡単なことで楽しいのだから私はラッキー!と思っている。


さて、この週末、夫とふたりで夫の実家のお仏壇に手を合わせた。
実家には私ひとりで行くことも多いが、お仏壇に向き合ったことがない。


姑はお寺の出だが、「別に来る度にお仏壇に手を合わせなくても、
ご先祖さんには楽しそうにお喋りをしている声が聞こえるから
それが供養になる。幸せに暮していることが供養だ。」などと
いつも形より心だと言っている。


私が、お彼岸やお盆以外の普段、お仏壇に手を合わせないのは
特に主義主張があるわけではなくて
ただ単に、そういう習慣がないだけなのだ。


ある人に言ったら、びっくりされて、
長男の嫁として有り得ない態度だ、と驚かれたことがある。


その時私は、その人の驚き方に驚いた。


その人の考えでは
世間の常識に照らして行動する、
人から後ろ指を指されないようにする、
こういうことが一番大事なことであるらしかった。



この週末、
実家で毎日丹念に世話をされているお仏壇を見た。


姑は形より心と言う人だが
そのお仏壇には「心の伴った形」の美しさがあった。


美しいと感じたのは初めてだった。


その美しさに手を合わせたくなった…