鳥居のような…◆
奄美大島の海岸、倉崎海岸の案内看板が一瞬、鳥居に見えた…
砂浜にサンゴが散らばっている。
美しい白い砂浜はサンゴが波に砕かれたものなのだろう…
アダンの木陰で海を眺める。
倉崎海岸の案内看板の向こうの海に
小さく岩が出ているのが見える。
立神(たちがみ)として大事にされている岩だろうか…
(少し小さいようにも見えるから違うかも知れない)
奄美の海には昔から集落を見守ってきた「立神(たちがみ)」の姿がある。
どこの場所だったか忘れたが
N君の案内で見た立神は美しい姿だった。
堂々とした岩だった。
立神というのは岩礁で、
昔から島の人たちは海にそそり立つ岩礁を神の姿に見立てて
信仰の対象にしてきたのだそうだ。
海岸の案内看板が鳥居に見えて…
違う世界を垣間見るように不思議な感覚で海の向こうを眺めたのだった。
旅の写真の整理をしていて印象深い風景を思い出した…