女同士
21日、出かけたのは月2回程度行くところで
京都・東寺の近く。
この日はいつも人などあまり見ない通りも大混雑だし
乗ったバスも混み合っていた。
21日、東寺といえば「弘法さん」
弘法さんは「東寺・弘法市」のこと。
数多くの露店が出て大変な賑わいで
お年の人が多く…本当に凄い人出だ。
私は同じバス停で降りるので
聞くともなしに女同士の話が耳に入ってくる。
皆、初対面なのに「これから弘法さんに行く」という共通点だけで
昔馴染みのように会話が盛り上がっている。
バスを待っている時も乗ってからも
会話は途切れることがない。
ある女性が男の人に話しかけた。
弘法さんですか?はい、そうです。
いいお天気になりましたね。はい。
おひとりですか?はい。
その男性はただ返事をするだけで、それ以上の会話にならない。
聞こえていた私も苦笑してしまった。
(波長が違うと触れ合いようがない…)
女同士、同年代、同じ場所に行く、
女同士は
この他にも何か感じるのだろうか、本能的に。
親しみ方、馴染み方が素敵だなと思う人たちだった。
見ているだけで、明るく幸せになる感じの人たちだった。
あんな風にいくつになっても元気で人見知りをしない生き方をしたいなって思った。