red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

ひのみや

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ひのみや、という言葉と
「日」「宮」と浮かぶので検索してみたのですが、
風日祈宮」のことではないかと思います。
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本質に一番近い光があるのではと感じます。
もし伊勢神宮へ足を運ばれることがあれば
立ち寄って見られてはいかがでしょうか。

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昨日、何枚かの絵の解読をしてもらったメールの中に
こんな風に書いてあるところがあった。


伊勢神宮風日祈宮」(かざひのみのみや)


昨年1月11日、お伊勢さんに参拝した折、印象的な光に包まれた場所が
まさに、この「風日祈宮」だったから、この記述には驚いた。


そこで撮った光の写真を思い出した。


風日祈宮に射し込む光のほうを向いて撮った写真。

(撮ってから数ヶ月、パソコンの壁紙にしていた。)



もともと「風神社」と呼ばれていた「社」が「風日祈宮」の「宮」になったのは、
鎌倉時代蒙古襲来の際に神風を吹かせた功績によるそうだ。


伊勢神宮―知られざる杜のうち』矢野憲一著 (角川選書) には
次のように書かれている。

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鎌倉時代、蒙古(元)の大軍が襲来した時、朝廷は公卿勅使を神宮に派遣し、風の神に祈話した。
風社の社殿が鳴動して、赤い雲が立ち上り、天地を照らし大風が石や砂を巻き上げて巨木を倒して、西の方に駆け抜け、九州の博多湾では猛風が起こり、怒涛天を衝き、来襲する敵艦は沈没、十万の元兵はたちまち全滅した。それが二度もあった。

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風日祈宮
鬱蒼とした木々の間からこぼれる陽射し。
その光が印象的なところだった。


風の神の勢いがいいのか
今年は強風吹き荒れる日が多いようだが…



そんな吹き抜ける風に身を任せて、
その風を感じたいと思うことが時々ある。

吹き渡る風を感じたいときがある。



そういえば「伊勢」の枕詞は「神風」(かむかぜ)。
神の住む地域から吹き寄せる風を意味する。

本来は、「清々しい風」という意味であるらしい。



近いうちに伊勢の風、神の風を感じてこようかと思った。



(2009年1月11日、風日祈宮にて)





伊勢神宮 知られざる杜のうち (角川選書)

伊勢神宮 知られざる杜のうち (角川選書)