red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

M先生のこと

整体でお世話になっていたM先生が逝かれた。


84歳。
昨年末、緊急入院される前々日まで施術されていた。


M先生は佐賀県の名家の出。
神宮外苑の学徒出陣壮行会では大学の旗を持って行進し
沖縄で負傷してアメリカ軍の病院に収容されたから
生きて帰ってこられたと話されていた。


40代に交通事故に遭い、病院で見放された時に
日本古来の伝承医学の流れをくむ整体の先生と出会って
劇的な再起をとげられた。


会社も整理して
「生かされた人生をお役に立てたい」と
その方に弟子入りして
50代から新たに
整体師としてスタートされ
その術を受け継がれてきた。


M先生の整体には
10年近くお世話になった。


施術しながら
よく話をされたが…

いつも言われていたのは


「その生き方が宇宙の波動と合致するのかどうか、これが一番大事なんです」
「その人の波動は顔に出ます」
「整体の奥義は、教えられるものではない」
「頭でわかったつもりで施術しようとしても心が伴わないとダメなんです」
「心は教えようがない」


お弟子さんを育てることを切望されていたが
肝心なところは
伝え切れなかったようで


今後いつかまた
伝える人が出てくることを信じて
まだまだ現役で
施術しておられたM先生だった。


今日、奥様から

入院から3週間で逝かれたことを聞いた。



奥様は
知り合いの「見える」人から


M先生には
いつも紫の光が宇宙から降り注いでいる…と聞いておられた。
宇宙から地球に降り立った時の仲間たちとの約束や
どんな働きをするのか等、先生ご自身はいろいろ聞かされていたらしい。


ところが

その紫の光が最近みえなくなっていたのだそうだ。


M先生は
淡々と
「お役目があるうちは命があるでしょう…」と
言われていた。


昨年12月、入院される前に
私も施術を受けている。


M先生のところに伺って
私はいつも笑っていた。


施術を受けながら
よく笑っていた。


M先生の波動は
安心の波動♪♪♪


波乱万丈の人生をくぐりぬけて来た人の
「なんとかなるさ」は

聞く者の多くを救ったことだろう。


M先生のことを思うとき
笑みがこぼれる…

安らぎで包まれるような気分になる…


M先生に
接することができて
幸せだった!!!