おばあちゃんと孫娘
まいとおばあちゃんのお話だった。
おばあちゃんの家で魔女修行をしている まい。
この作品は孫娘と祖母の素敵な関係性が描かれている。
おばあちゃんが亡くなった家に行ったまいが
汚れたガラスに発見した指でなぞった文字…
「ニシノマジョ カラ ヒガシノマジョ ヘ
オバアチャン ノ タマシイ、ダッシュツ、ダイセイコウ」
祖母と孫娘って
母と娘より
精神的な強い結びつきを感じてしまう…
そういえば
よしもとばななの『王国』の雫石(しずくいし)も
おばあちゃんの元で育った。
私自身も祖母の影響下で大きくなったが
なんとなく祖母の愛情には精神的な成熟さがあったと思う。
魔女修行ではなかったが、
聞かされたのは時代がかった昔話の数々。
それは血の繋がりの人達を含んだ歴史の話。
見たこともない人たちが活き活きと生きていた時代のお話。
今から思えば
あれはおばあちゃんと孫娘の特別の時間だった♪♪♪
今日、お会いしたお一人は
「祖母と孫娘の特別なとき」を持ちつつある方で
きっと、お孫ちゃんの心に
深く残る濃密な時を過ごされていくのだろう。
それは
多分
準備されて
配置された時だ…
言葉を超えた交流…
大きな愛に包まれた記憶と
守られている感覚と
それは
いつか
大事な時に
よみがえって
助けてくれる。
「特別なとき」が光ってみえるだろう♪♪♪
- 作者: 梨木香歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/08/01
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