温泉旅
母と妹たちとの温泉旅、
次回は5月末から6月初め頃と先日会った際に決めたのだが…
しばらくしてから母が、遠くまで出かけるのは何となく気乗りがしないと言い出した。
電車や飛行機で行く遠方の観光地より近くの温泉のほうが
ゆっくり出来ていいらしい。「私も、もう歳だから」と言う。
母は若い頃から旅好きで、女友だち数人とあちこちに出かけていた。
今、どこに誘っても、母の行ったことのある場所であることが多く…
母は驚くほど出かけていたのだった。
母は「若く体力のあるうちに、色んなとこを旅しなさい」と言う。
歳を取ってから行くより楽しいから、と言う。
今後、母と妹たちとの温泉旅は
近場でゆっくり過ごすことになりそうだ。
若いうちに行きたいとこに行きなさいと言われたからでもないけれど
私も案外、出かけているほうだ。
写真に興味のなかった頃のほうが、あちこち精力的に旅していたのは面白い。その頃、旅先で撮っていたのは証拠写真、観光地に居る自分が入っている写真ばかりで、今、思うと何故、そんな写真が必要だったのか不思議でしょうがない。
写真を始めたら
自分が被写体である写真に全く関心がなくなった。
どこに行っても自分の入っている写真は撮らなくなった。
見える世界が変わったのだろう。
母と妹たちとの旅では
妹が思い出のために皆一緒の写真を撮りたがる。
母もコンデジで撮っている。
最近では、私が写っているのは、母と妹たちとの温泉旅の時だけかもしれない。