言葉

「自己責任」という言葉、
このところ、あちこちで使われているのだが
どこまで責任をとるという意味なのかは
人によって違う。

危険な地域に入るのは自己責任です、と言って行った人も
いざ、囚われの身になると国を巻き込んで大きな問題になる。

その人は自己責任なので何があっても受け入れる覚悟でいますということなのだろうが、自分で責任をとるとは、どういうことだろう…
自業自得の意味に近いような本人の言う「自己責任です」という言葉。

本当に責任をとるつもりならば
国を巻き込む前に果てるほどの覚悟が「自己責任」なのではないか…

同じ言葉を使っても意味は人の数だけある。

私の入っている写真の会でも
「常識的な運営をしましょう」と言った人に
「常識は人によって違うもの」「常識などという曖昧な言葉で会の運営など無理だと思う」「必須、任意、という会則でも理解に齟齬があったくらいなのだから」「もっとシンプルに分かり合える言葉を探しましょう」と私は提案したが、この「常識は人によって違う」という言葉自体が伝わらないのだから、ややこしい。

言葉に沢山の感情を乗せている人と、どう理解し合えるのか、
模索が続いている。