後(のち)の十三夜
今年は十三夜が二度あるので
後のほうを「後(のち)の十三夜」と言う。
十三夜は中秋の名月、太陰太陽暦8月15日の「十五夜」に並ぶ名月として、
古くから太陰太陽暦9月13日にお月見が行なわれる。
太陰太陽暦は太陰暦を基にしつつも閏月を挿入して実際の季節とのずれを補正した暦である。そして今年は171年ぶりに閏月が9月に挿入されるので、9月13日が二度あることになる。
今年は閏月9月13日を「後の十三夜」と呼んで、二度目の十三夜のお月見をする。 「後の十三夜」は11月5日。
この「後の十三夜」が171年ぶりだから
奇跡の月とかミラクルだとか言っているサイトがあったが、
単なる便宜的に閏月を挿入するだけの話ではないのか?
何がミラクルなのか、よく分からない。
月そのものは、閏月の十三夜だからと言って何も変わりはしないが
「後の十三夜」と表現されること自体が珍しいことなので、そこにロマンを感じるということを強調したいがために大げさな言い方になっているのだろうか?
まあ、どちらにしても
11月5日は「後(のち)の十三夜」
晴れたら月を眺めてみるとしようか…