町家

町家で写真の例会があるのだが、
町家では古き良きものに囲まれて
大きな愛に包まれているような感じがする時がある。
それは田舎の家で、おばあちゃんに可愛がられていた記憶とリンクする。

先日の例会は10月の作品展の準備の話などもあったが
話す内容に一貫性のない人が居て
どうも私が意見を言うと感情的になるようで…

たぶん、私が何を言っても彼を刺激するのだ。
他の人は、彼の主張を静かに聞いている、
今まで、それでやって来たのだろう。
ところが今年から入った私は、分からないから訊く、
何故、そうするのかと訊く。
彼は、それを自分への反発と感じるのだろう、私は、単に分かるように説明をして欲しいと言っているに過ぎないのだけれど。

そうなってくると
写真歴の長い自分に対して、まだカメラを持ったばかりの初心者が何を言うのだ、というような思いの言葉が彼の口から出てくる。

私は訊いたことに真っ直ぐ答えてもらえないのが不思議だったが
おそらく、こんなふうなことだろうと推測している。

ややこしい人と会話をするのは
とても疲れてしまう。

以前から、その人には気をつけて関わろうとは思っていたが、この日の例会で感じたのは「果たして関わる必要があるのだろうか」ということ。

まだ保留だが、この写真の会のメンバーでなくてもいいか…と強く思わせる会話だった。

町家の温もりは、こんな疲れも癒してくれるようだ。

例会を終えて、私は元気に帰っていった。